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2013年9月10日 (火)

一緒に過ごした一週間

電話で毎日母から父の様子を聞いていても

あまり緊急という感じがしなかったけど

明らかにのんびりしている場合ではないことと

父の容態が昏睡状態に入ってからでは私は時間的に間に合わないと思ったので

モルフィネ大量投与の前に

慌てて東京に行きました。

うわ===おっ!

暑かった。

普通の人でも暑さで負けるんだから、病気の人はいつ命が奪われてもおかしくない気温だった。

特に寒冷地体のらんぷーままには堪えました。

私の顔を見るなり父は

"青森から来たの?婆さん大丈夫なの?”と吃驚して目を凝らしていました。

034

(↑駆けつけた頃)

(らんぷーまま)そうだよ!お酒も飲みたくないって飲んでないって聞いて

吃驚して飛んできたよ。私は間に合わないからさ~~~あははは。

ウウッ・・・酷い娘

電動介護用ベットのリモコンをいじって高~~くしたり低~~くしたりしながら

嬉しそうに遊んでいました。

全身が痛いというわりには

強い痛み止めや鎮痛剤(モルフィネ)でわりと穏やかに休むことが多くできました。

看護婦さんや医師、薬局のひとが入れ替わり立ち変わり出入りし

また、近所のお友達や、遠くの親戚が毎日のようにお見舞いに来てくれ

励まされ嬉しそうだった。

その反面

夜は壮絶な戦いでした。

母は時々眠っていましたが

私は一週間ほとんど眠れませんでした。

夜中に朦朧とした状態で煙草を吸うのです。

”おい、たばこ”と呼んでもらえるように

私は煙草とライターを自分の枕元に置いたり隠したり・・・・

時間稼ぎをしたものです。

”なんで煙草、ここに置いとかないで、いちいち何処かにもっていくんだよ~~”

と父は怒っていました。

”昼間はいいけど夜はうとうとして危ないからね。火事になったら団地のみんなにも迷惑がかかるからね”

と言い聞かせて煙草を一本吸い終るのを見届けた後、咳き込む父にモルフィネを無理やり飲ませ眠らせました。

(モルフィネのんで煙草吸ってるってなんか変すぎ!)

まあ、先生ももう好きなようにさせろというので・・・・

普通入院してたら

看護婦さんが注射か点滴で投与し、沈静させるのだろうけど

在宅ゆえ、家族のものが無理やり口に入れるしか方法がありません。

そのたびに(モルフィネを飲ませる度に)私は罪悪感で一杯でした。

 

母もこんなことなら入院した方が良かった~

なんて初めて事の重さに気付きかけていました。

父の容態は一日単位で見る見る悪くなりましたが私は一旦青森に帰りました。

私が帰る日の早朝

トイレにいたと思った父は全裸でお風呂場でシャワーをするのだと

浴槽の細い淵に腰掛けて朦朧としていました。

慌てて、シャワー欲、石鹸で身体を洗いアタマもシャンプーして

拭きながらベットにやっとの思いで休ませました。

前日、ケアマネージャーや看護婦さんとの話で、自宅のお風呂は体内の酸素が

欠乏しているので、危険、無理と訪問入浴の進めを受けていた矢先のこと。

私は

"看護婦さんじゃないとお風呂には入れないんだよ~~家では駄目なんだよ~~”

と泣きながら洗った身体を拭きました。

父さんはトロンとした目でお母さんに”らんぷーままはなんで泣いてるの?”

”もっとゴシゴシ背中擦ってもらいたかったな~”

とか言ってた~~~

母は

"心配で青森に帰れないんだってさ~~!何やってんだよっ!”

と父を叱っていました。

そんなことも

いい思い出になりました。

一週間でも一緒に居られて幸せでした。

 

その頃

らんぷ~はといえば

暗くて狭いところにひきこもり餌も食べない水も飲まないで

ブルブルと震えていたそうで

パパさんが無理に首輪をつかんで引き寄せようとしたら

パパさんの右手も左手もガブガブと噛み千切り

パパさんは血だらけになり、こんなことは今までなかったので落ち込んだそうな

パパさんおろおろしながら、ネットで調べたら

不安でおびえているときにそういう無理やりな行動をとると

凶暴になる

一番やってはいけないことをやってしまったとパパさん猛反省していました。

パパさんもご苦労様でした。

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コメント

こんにちは。モモパパです。
お父様との思い出。
大切な思い出。
大事に心にしまっておかなくちゃですね。
さぞかしご心配だったことでしょう。

らんぷ~ちゃんは不安で寂しくて仕方なかったのかな。
パパさん。
痛そう。

投稿: モモのパパ | 2013年9月11日 (水) 05時20分

モモのパパさんへ
ありがとうございました。
私は最期を看取ることはできなかったけど
大切な思い出が出来て幸せです。
らんぷーも頑張ってくれました。

投稿: らんぷーまま | 2013年9月11日 (水) 11時54分

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